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【辛い人必見!】辛いことには必ず○○がある。

こんにちは🌞元超アナログ!元幼稚園教諭のちーちゃんです!

今日は、

辛い経験には、必ず恩恵がある

という話をしたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いください。

私が幼稚園で働き出した頃、

補助の先生もいない状態で、

急に34人クラスを一人で任されました。

当時の私は、まだ若くて、毎日大好きな子どもたちと

鬼ごっこやケイドロ、泥団子作りなど子どもたちが望むものを子ども以上に楽しんで(笑)毎日走り回っていました。

いつものように、5、6人のグループで、かくれんぼをして遊んでいた時

私は隠れる役で、ほかの子どもたちとおもちゃ倉庫の裏に隠れていました。

鬼役は、しっかりもののお姉さんタイプのMちゃん。

いーち、にー、と数えて

私を探そうと必死でこちらに向かって走ってきます。

「ちーちゃん先生みーつけた^_^!」と嬉しそうな表情

かと思いきや、顔中血だらけで冷静に泣くMちゃんの姿と友達の姿が向かってきます。

私をタッチしようと、おもちゃ倉庫の裏に入ろうとした瞬間、

おもちゃ倉庫の裏にあった、園の大門に足が引っかかって、門を支える鉄筋の角に顔を打ってしまい、

骨が見えそうなくらい、眉間がえぐれていて、出血量がすごく、とにかく、持っていた自分のハンカチで止血をし、職員室へ直行し、主任と園長にすぐ報告!

救急ですぐに病院に行き、診てもらいました。主任の先生と待ってる間、

「昔ね、一人娘だった子をケガさせたことがあって、お父さんが、ちゃぶ台をひっくり返すくらい怒ってた。

Mちゃんも一人娘で、相当可愛がられて、育ってきてるから、

親御さん、ちゃぶ台をひっくり返すくらい怒ってしまうかもしれないけど、覚悟してね」

はい、、、と私。

そして、しばらくしてお医者さんが来て説明をしてくれましたが、詳しく覚えていません。でもこれだけは覚えています。

手術をしても、一生傷口が残る可能性がらあるので、親御さんのサインを書いてもらう必要があります。

この時の私は、幼稚園教諭の職を失う覚悟をしながら、Mちゃんのお母さんを待ってました。

こんだけ時間が長いと思ったのは初めてなくらい数分が長かった。。

しばらくして、Mちゃんのお母さん到着。

私から全て経緯と状況を話し、深く深く謝り、その日は園に戻りました。

園に帰ったら、いつも通り、子どもたちが笑顔で寄ってきて、

「ちーちゃん先生、帰りの時間、またあそぼー!!」と

そんな気力はなかったけど、

笑顔になれない時でも、子どもたちの前では、無理やりでも笑顔にして、いつも通り装って

でもあっけらかんとしている子どもたちに助けられ、

園児が帰った後、Mちゃんのお母さんに電話をしました。

「本当に申し訳ありませんでした。Mちゃんの様子はいかがですか?」と。

私は怒られる覚悟と、先生を辞めてくださいと言われる覚悟で電話をしました。だから、この時は、自分でも驚くほど、凛としてました。覚悟ってすごいな!

Mちゃんのお母さんは、いつものおっとりとした口調でこう言いました。

「Mは、手術も終わって、寝ています。起きてた時も元気で、いつになったら、幼稚園に行ける?と言ってます。Mは毎日、ちーちゃん先生の話をしてくれて、ちーちゃん先生のことが大好きなんだって分かります。今回の件は、家であっても、ケガをするときはするし、幼稚園でもそれは一緒ですから、先生、どうか気になさらないでくださいね。気を落とさずに子どもたたちが大好きな先生のままでいてくださいね。」

隠れて大号泣です。

本当救われた瞬間でした。このお母さんどんなに出来てる人なんだと思いました。人間の器が大きい。

この経験があってから、

すごく辛い人が目の前にいたとき、同じような言葉をかけようと思いました。

私がMちゃんのお母さんに救われたように、私も同じような人がいたら救ってあげよう!と。

すごい辛い経験だったたけれど、若干20歳だった私は、ほんのすこし、人間の幅が広がった瞬間でした。

これは、私が幼稚園教諭のとき、子どもたちにも教えるようにしていました。すると、子どもたちもまた、苦しい友達を見たときに、同じように励ましてあげていて、幸せのサイクルが生まれたのです。

辛い経験には、必ず恩恵がある。

辛い経験は、嫌なことばかりじゃないってこと。必ずあなたを成長させる何かがあるってこと。

忘れないで^_^